ビークル&ラッド。

DAY AFTER DAY/SOLITAIRE(初回生産限定盤)

DAY AFTER DAY/SOLITAIRE(初回生産限定盤)

ふたりごと

ふたりごと

2枚買いました。
BEAT CRUSADERSのは珍しく(?)メッセージ性の強い内容で、ビークルの曲でこんな力強く温かい気持ちになるのは初めてかもしれないなあと思いました。ビークルの印象は、やっぱポップ感だったから。楽しくて、突き抜けてて、飛べて踊れて、みたいな。でも今回のはなんか、強くて、心の中からわき上がってくるパワーを表現したような、そんな感じ。暖かい毛布をかけてもらって、その毛布にくるまって力を取り戻す、そんな感じの曲です。
RADWIMPSは、もう相変わらずの天才ぶりで。この「ふたりごと」という曲で、改めてRADWIMPSの魅力って何だろうなって考えてみた。そしてなんとなく「揺れとバランス」って言葉が浮かんだ。
強さ(強くなりたいという気持ち)と弱さ(強くなんてなれないという気持ち)の間での「揺れ」。幸せ(希望)と悲しみ(絶望)を併せ持とうとしている「バランス」。強さだけでは人は生きていけないし、でも弱さだけではやっぱりやっていけない。強くなりたいけどでも弱くもある。強くあるだけでは人を傷つける事もあるし、でも弱いままでは人を心配させ煩わせもする。そうやって生きていくなかで人は希望を持ち、幸せになりたいと願い、でも絶望もし、悲しみに暮れもする。人生には希望と同じだけの絶望が用意されているのかもしれない。けれども絶望と同じだけの希望を持たなければ、やはりバランスは取れないんだ。その「揺れ」と「バランス」を、全て心の中に入れておかなければ逆に怖いんだよ、というのがRADWIMPSの曲の中に書いてある事のような気がする。なにしろバンド名からしてRAD(かっこいい・強烈)WIMP(意気地なし・弱虫)なんだから。