WPC EXPO 2005

WPC EXPO 2005へ行ってきました。お台場、東京ビッグサイト。いくつか気になるブツがあるので触っていじってみたいなあと。
入場してさっそく出会ったのがウィルコムのブース。元気です、すごい人だかりです。新機種を一挙4機種発表、モジュール化されたPHS「WILLCOM-SIM」内蔵端末「TT」「DD」そしてなんといっても日本初のWindows Mobile内蔵のスマートフォン、「W-ZERO3」の発表と、話題に事欠きません。自分もW-ZERO3が触れるところへ並んで待って触っていじってきました。開発はSHARPさんなのでザウルスゆずりの設計はさすがにしっかりしたところ。QWERTY配列のキーボードも慣れれば親指入力で結構快適に入力できそうです。133万画素のカメラも内蔵しており、その場で写真に撮ってブログにアップ、って提案の仕方はなるほど今時だなあ、と思いましたね。確かにそう言われると魅力的だなあ。むそーもリナザウ+AirH"買うかW-ZERO3買うか、結構悩んでしまいます。でもほんと、ウィルコムブースは活気あるね。となりの、ほんとはもっと元気でいいはずのauブースがかすんじゃってるもの。


次にマイクロソフトブース。特に面白かったのは「Visual web developer」ってソフトかな。webプログラムを組み込んだwebページがVisual Basic感覚で作成できるという。デモとセミナーを見てたら「あー、これを使ってうちのwebもっと面白く出来そう」とか思い始めてる自分が。beta版が無償DL出来るってことで、家に帰ってからDL試みたら、WindowsXP SP2が条件なんだと。うちまだSP2してませんけど…(^^;そろそろSP2にすれってことなのかなあ(笑)。あと「Microsoft photo image starter edition」っていう写真の整理、保存、補正その他みたいなソフトの体験版配ってたのでもらってきた。WindowsにもiPhotoみたいなソフトが欲しいなって思ってたから。ちなみに体験版の期間終わっても整理の機能とかは使えるみたい。じゃあこれで十分じゃ(笑)。家に帰ってこれもさっそくインストールしてみたらなかなかよかったです。
次にpanasonicブースへ。SDカードムービーを見たかったので。ま、触った感じ意外性も特になかったけれど。でも2GBのSDカードに標準でたった50分かぁ…短いなぁ。旅行先で撮れるだけ撮ってあとで吸い出し、って考えるとせめて3〜4時間は撮れないとねえ。ま、スナップムービーなんだろうな。液晶がでかいのは気に入ったけれど。
panasonicブースから会場中央の方に歩いていくと、そこは台湾メーカーがずらっとブースを並べている。そこでFlybookを発見。これITMediaWPC EXPO 2005特集で取り上げられててすごく気になってたんだよね。こいつのすごいのんは、A5サイズで回転2軸機構搭載でタブレット型に変形、タブレット的にも使えるってこと。タブレット的っていう表現をしたのは、これWondowsXP TabletPC Edition搭載じゃなくて普通のWindowsXP Home edition搭載だから。でもタッチパネル液晶だからタブレットで直接ペン入力も可能。光学ドライブこそオミットされてるけど、インターフェイスはLAN,USBはもちろんのこと、モデム,VGA,TV,IEEE1394まで付いてる。MICもLINE-INもね。あ、無線LANも内蔵しちゃってます。説明員のお姉さんに「よくこんなに入りましたねー」って言ったら「出来るだけ入れられるようがんばっちゃいました」との事でした。台湾製品のこういうところ、大好きです。お姉さんに「手に持つと若干熱いのでカバー系のアクセサリが欲しいですね」と提案し「日本発売楽しみにしてますね」と。いやあ、こういう刺激的なPCを作ってくれるメーカーは応援しておかないとダメでしょう。



それから台湾のいろんなメーカーの製品を物色。やっぱりWPC EXPOの醍醐味はこういうところなんだよね。普段目にする事の無い小さな海外のメーカーのデバイスを物色できる。
びっくりしたのはメディアプレーヤー製品をたくさん作ってる会社(会社名がよくわかんないのよね)のプレーヤーでiPod shuffleのサイズにちっちゃい液晶(1.5cmx1cmくらい?)がついてて、そこでwmv形式のビデオが再生できちゃうっていうのがあって、えー!?って思った。まあ技術的には可能なんだろうけど、でもこのサイズの液晶で動画再生する意味って??みたいな。でもたぶん台湾人は意味なんてあんまり考えてなくて、「できるからやってみた、作れたから売ってみた」みたいな感じなんだろうなあ。動きの大きいダンスミュージックのPVっぽい動画が流れてたけど、まあこういう映像なら分かりやすいだろうけどねえ。ま、ご苦労さんってことですね(笑)。その他台湾メーカーさんの中にはメディアプレーヤーに力入れてるところが多くて、pqiってメーカーさんはかなりおもしろげなメディアプレーヤーをいろいろ作ってました。mPack P800っていう40GBHDD搭載の動画プレーヤーが気になっていじってたけどユーザーインターフェイスがよっぐわかりませんでした(笑)。
やはり株式会社NEXXさんのデジタルマルチメディアプレーヤー、PMPシリーズの最新機種、PMP-2200が発表になってました。でも結構前よりもごっつくなってますね。

台湾メーカーのブース群を離れるとipod関連の機器を扱ってるブースがちらほらと。その中でもおもしろかったのが、ipodのドックの形のスピーカー。底面にスピーカーがあって、それをテーブルの上などに置くと、テーブルが振動してスピーカーになってくれるという。LINE-INもあるのでノートPCとかほかのものをつないでもOK。音を聴かせてもらったけど、まあそこそこでかくていい音が出る。これはちょっと発売されたら欲しいかも。電源は別に取る形なので、悩みの種だった(iBook起動しないと充電できないじゃん!)問題も解決できそうだし、当然ドックなのでiBookとの連携もちゃあんとしてくれる。これはいい、これは買いです。またもや説明員のお姉さんに発売楽しみしてますから〜とエールを送ってきました。

さてこっからはわりと大きめなブースを巡回。EPSONさんでは液晶プロジェクターDreamioの新機種で、DVD一体型プロジェクターがあって、これは便利!とか思いました。キャッチコピーが「電源→DVD→ドーン!」わかりやすいです(笑)。これはいいなあ、これは欲しいです、お金があれば(笑)。


あと東芝さんでHD DVDのデモ見ました。きれいですね。っていうかここまできれいだともうアラを探す方が大変。でも参考出品のHD DVDプレーヤーが見れてよかったです。

あと燃料電池の展示もおもろかったなあー。がんばれ燃料電池、とエールを送ってQosumioはどーでもいいやとスルー(笑)。あ、gigashotは見ときました。よく考えたらこれ、東芝さん久しぶりのカメラ系製品ですよね。デジカメから撤退して久しいし。どうなんだろう?画質は非常に気になるところです。値段に差がなければVictorのEvrioには勝てなさそうですけどね(笑)。
CASIOさんのブースではなんか派手なパフォーマンスやってたけどそれもスルーして、あとは物販コーナーでPCI接続の5インチベイ内蔵USBハブが3000円の6割引で1200円だったのでかっちゃいました、あはー。
最後に、そういえばプリンタが壊れたんだっけなあとCanonさんのブースへ寄り。PC始めてからこっちずっとEPSONさんのを使ってきたんだけど、そろそろ浮気してみようかなと。ほんとは複合機がいいかな?と思ったけど、でもでかいよね、複合機って(笑)。でもDVD/CDレーベルプリント機能は欲しいなあということでいろいろ選んでもらいました。
というわけで今年のWPC EXPO 2005は以上ですた。やっぱ大手メーカーのブースより日本の中小や台湾メーカーがおもしろいよね、見てると。というわけで技術ってのはやっぱ愉快だなと思う。大手のメーカーだとマーケティングとかコスト計算とか費用対効果とか歩留まりとかそういうのの積み上げで製品作るからどうしてもおもしろくないものができるんだけど(逆にそういう大手メーカーがそれから外れたような製品作ると興奮するんだけどね)、日本の中小メーカーとか台湾メーカーとかはフットワーク軽いから。設計して作れそうだったら作っちゃう。作れたら売っちゃうみたいな身軽さがあって、そこが好きだなあと思いましたね、あらためて。