やまなしはpeaceだねぇ

つーわけで3連休初日。山梨にぶどう狩りに行ってきました。元会社の同僚二人とね、よくつるんで遊んでます。いい友達ですねえ。
朝7時横浜駅西口タクシー乗り場にて待ち合わせ。車の手配を頼んでいたAさんとは早めに会えて、彼女はレンタカー取ってくるねーと車を取りに行ってくれました。んじゃもう一人のTさんと合流して待っとくねー、と言ったものの彼女がまた現れない。電話したところどうやら東口に行ってる模様。いつも友達と待ち合わせてるところに自然に足が向かってしまってたとの事。なんじゃそらw
車も到着して早速出発!とりあえずカーナビの目的地を勝沼町に設定し車を走らせました。コンビニでお菓子やお茶を買い込み。むそーは黒ごまポッキーとチェルシーバニラミックスを買いました。チェルシーは思いのほか好評でAさんはハマってた模様。とりあえずAさんの運転で車を走らせる。彼女は神奈川県民、つーか横浜市民なので土地勘がある。むそーは今現在どこを走ってるのか地図と首っぴきでないとさぱーり分からんw横浜市xx区って言われても位置関係が分からないんだよね、いまいち。
3人で最近の近況とか仕事の話とかTさんのニート生活っぷりとか(もう半年近く無職なんだよなー、うらやましw)、あと車の運転の荒さ自慢(謎)とか喋りながら車はぐんぐん走る。んが、気がつくとなぜか246を走っている。あれ?16号を北上して八王子ICから中央道に乗るんではないのか?と思ったら、カーナビが一般道優先でナビしてやがりました。もしかして下道でずーっと山梨まで行くつもりかこいつ!?みたいなw慌ててルートを修正。上溝バイパスから八王子に向かうルートを試みるも、立体交差の側道に入りそこね、結局相模湖ICを目指すことに。このあたりからこのツアー、だんだん怪しくなってまいりました(笑)。
とにかくカーナビに目的地を相模湖ICに設定し直し。だんだんと風景が田舎になってくる。窓を開けて外の空気を吸ってみたら、でもまだ山の新鮮の空気じゃなかったwそんなん胃うてたら二人に「都会人ぶってんじゃねえよ〜!」と激しいツッコミが。途中宮ヶ瀬ダムへの案内板や相模ダムが見える。Aさんが「ダム見ようぜダム!」と激しく反応し、ダム好きをカミングアウトしていた。神奈川県民ふたり(Tさんは横須賀市民)相模湖ピクニックランドに懐かしい視線を送ってたりしてた。んでやっと相模湖ICが近づいてきたがIC前は結構混雑していた。日本一まずいラーメン屋が相模湖畔にあって「がまんしないで トイレをおつかいください」と書いてあるのを見てトイレで吐きたくなるくらいまずいのか?とむそーは勘違いしていた。心優しい店主のトイレをご自由にお使いください、との心遣いだろうに…w
相模湖ICで中央道に乗ってからスムーズに車が流れ始める。談合坂SAでトイレ休憩し、運転手をチェンジ。Tさんが運転。Tさんはとにかくアクセルを緩めるのが嫌いな人(ぉぃ)。割り込みでもされようものなら激しい罵声を浴びせかけるのだ。さて、これでこのまま勝沼ICまで行けば…と思っていたのだが、途中大月JCTで名古屋方面ではなく河口湖方面に向かってしまったのだー!山梨のことはよく分かってなかったらしい。しまった…後ろに座らずの助手席でナビればよかったなーと思いつつ、それも後の祭り。しかたなく河口湖ICで降りて北上。河口湖を目指す事に。Aさんは「これが旅ってやつでしょ!」と開き直り。みんなでそーそー!ともうやけっぱち状態にw
結局激しく迂回してようやく勝沼に到着。勝沼でまたブドウ園見つけるのにさまよってたけどねwむそーが右と左間違ったりとかAさんが曲がるべきところをまっすぐって案内したりとか…どんだけ珍道中すれば気が済むねん!状態にwまあ、友達に頼まれてた「月の雫」というお菓子を作ってる岩間ベーカリーさんに偶然入って月の雫と信玄餅を買えたからまあよかったとしよう。
ブドウ園、勝沼グレパークは食べ放題時間無制限、もぎとりはグラム買取制のところ。最初にピオーネと甲斐路とピッテロビアンコという3種類のブドウを試食させてくれるのだが、甲斐路がさっぱりとした甘みでとてもいい味でした。というわけでさっそくぶどうもぎ取り開始〜!と思い勇んでブドウ棚に突入したものの…棚が低いっす!常にかがみ姿勢は腰にきます!まずは一番奥のピオーネの棚へ。海外種という事もあるのか、身がでかくてパッツンパッツンな感じ。みんな「ど、どれがいいのか分からない」と言いつつ、もう勘でもぎるしかないでしょ!ってことで「こ、これかな?」みたいなのをもぎっ。次に巨峰の棚へ。ピオーネのでかっ&パッツンパッツンな感じを見ると巨峰さえ小さく見える。甲斐路も赤く色づいてるのを選んでもぎっ。甲斐路は色が紫から緑へグラデーションになってて、それもきれいな感じ。それからマスカットの棚へ。イタリア、ロシア、エジプトとマスカットはいろんな種類がある。ロシア産のカッタグルテンは粒がお尻みたいに割れててかわいい感じ。ピッテロビアンコは形がジェリービーンズみたいで触り心地もいい。みんな持てる重さと予算と相談してもぎって買い取り。だいたい3000円前後になってた模様。
そのあと棚の下のテーブルでマスカットを試食。3人ぞれぞれ別々のをもぎってそれぞれわけわけして試食だ。むそーのもぎったカッタグルテンもおいしかったがTさんがもぎったバラデーが好みだった。ブドウだけどわりと身がしっかりしててサクッとしてる。それに適度な酸味と甘みでさっぱりした感じなのだ。みんなでマスカットをもそもそ食べてまったりしてなんだかスローな気分に浸った。とことんアウトドアにむかない3人なのだが、それなりに満喫してるみたいで、ブドウ狩りツアー企画者のむそーとしては一安心。いやもうほんとたどり着いただけでw
さて、ブドウ園を後にして、お昼はほうとうを食べよう!ってことで目星をつけていたほうとう屋さんへ行く。駐車場に入ったところ満杯…と思ったらちょうど出る車があったので車を前に進めて車を出させ、そこに入れる魂胆だったのだが、後ろからその場所を狙うもう1台の車が!つーか入れさせねえよ、こっちが先にキープしてたんだよと。レガシィのお兄ちゃんガン見してるけど、へー何?みたいな。車を降りてほうとう屋さんはめちゃ混み!しかも「本日は終了しました」の看板が。てーかまだ1時だよ?働こうよ!でも店員捕まえて聞いたらほんとにもう材料がなくて終わりらしいwとっほほーである。そのあと2件ほど訪ね歩くがどこも結構待つらしく…3件目、カーナビに検索させたところに行ったらそこはまだ混んでなかった!3人でほうとうを注文。それにしてもこのお店も結構混んでて店員さんが殺気立ってるw注文取のおばちゃんが厨房に向かって「ほうとう3つ!返事してくださーい!」とか叫んでる。うおーなんだかこっちまで落ち着かない気持ちにっ。ともあれほうとうが出てくればみんな集中してむしゃむしゃ食べる訳で。ほうとうってそうとう具沢山(カボチャしいたけまいたけはくさいにんじんじゃがいも…ほかにもあった気が?)だけどカロリー的には500kcalくらいのものらしい。なんてうまくてヘルシーなんだろう。とか思った味噌もおいしいしなー。白菜とかまいたけとか食べてたら誰ともなく「鍋やりたいねー」とか言い出して。うん、そのうち鍋企画とかもしようなー、とか思った。
ほうとう屋さんを出て、次はどこへ?ワインを買おうってことになって勝沼町営ブドウの丘へ行く事に。ここには170種類の勝沼町推薦のワインがあろワインカーヴがあって、1100円のタートヴァン(なんか試飲用の小皿?)を買うと試飲し放題なのだ。が、みんな1100円をけちって勘でワインを選んでいた。むそーは白の辛口の甲州という日本固有種で作ったワインと友達の誕生日プレゼント用にバースデーラベルのワインを購入した。Tさんはお酒が強くないので手持ち無沙汰に眺めていた。Aさんは小さな瓶のワインを「飲みきれないと困るし」と言って購入していたが酒豪のAさんらしからぬ発言だなあと「えー、うそでしょー?」とつっこんでいた。そのあと2階の展望広場へ。このぶどうの丘へは結構上り坂を上ってきたので、きっと見晴らしがいいんじゃないかなーと思っていたら…案の定素晴らしい眺め!山あいに広々と広がる勝沼町のパノラマが!Aさんが最近買ったデジカメでセルフタイマー撮影して3人で写真を撮った。10秒は思いのほか短く、むそーの笑顔はきっと微妙な感じになってただろうwほんとは晴れていれば富士山もよく見えたのだろうが…でも雲の合間から光が地上に射していてオーロラみたいな幻想的な光景(天使のはしごって言うんだよね、たしか)を見せてくれたので曇りも悪くないもんだ、とか思ってみていた。3人が座ったベンチは太陽光の熱を吸い込んでいてほのかに暖かく、そこに腰掛けてぼぉーっと眼下に広がる世界を見ていた。なんだかなごむねー、お尻に根っこが生えちゃうねー、とみんな口々に言った。いつも仕事明けに会っては穴倉みたいな飲み屋で酒を飲みながら、仕事の愚痴とか下ネタとか男の事女の事をグダグダ言い合ってる3人とは思えないようなpeaceな旅じゃねーのさ?こういうのも案外いいもんだなーと思った。
お尻の根っこを引き抜いてwぶどうの丘をあとに。上ってきた坂道を降りて山中湖方面を目指す。さっきのpeaceな感じはどこへやら、山中湖への道中はTさんの「私の周りの変な人」話をきっかけに一挙に下ネタトークへw誰が一番変態か決定戦になったりAさんの元カレの話とか現在進行中のわーお!な話になったり。つーか女の下ネタ話は生々しいよなぁ…男は彼女の○○○の形の話とか他の男友達としないもんなー、容赦ねーなーとか思っていた。
山中湖へ到着。すっかり夜になってしまっている。ボート貸しの兄ちゃんが誘ってくるがさすがにこの時間には(ーー;湖畔をちょっと散策し、浮き橋の先まで行ってみる。飛び跳ねて浮き橋揺らしておどかしてみたりして、オメーら子供かよwみたいな。なんだか30すぎてこういう無邪気に遊べる友達がいるってのも悪くないなと思う。いい年こいて下ネタで爆笑したり子供みたいに浮き橋で飛び跳ねたりしてるこいつらって、いーよなーとか。あ、なんかしみしみし過ぎだw
6時を過ぎてそろそろ東名も混んでしまうのでは?ってことで御殿場ICを目指す。ところで道中時々思っていたのだが、この車についているカーナビはバカです。右に曲がるところ左って言ってみたり、案内するべきところを何も言わずにスルーしてみたりと…そもそも今時CD-ROMのカーナビってどーよ?しかもグラフィックはセガサターンレベルですよ?やっとれません。御殿場ICまでの道のりの案内もそんなもんだからもうみんなからナビはバカ呼ばわりされ「お前の言う事は聞かん!」と存在まで否定されてたwだもんでナビはもうルートの再探索に必死!みたいな。でもCD-ROMだから遅いし、ときどき読み込みが止まったりして…お前は熱暴走気味のプレステか??みたいな。厚木ICから横須賀までの案内もまったく当てにされてないのにあえて案内を中止せず、必死にルート再探索をさせる放置プレイをさせてあざ笑ってやりましたw
さてTさんを横須賀で降ろすために厚木ICから江ノ島、鎌倉を通って横須賀へ。江ノ島鎌倉好きのむそーはちょっと喜んでました。でもむそーの「ここら辺に住みたいなー」発言にはなぜかブーイングが。神奈川県民から見る湘南と外から見る湘南はイメージが違うらしい…うーむ。Tさんを横須賀のご自宅前まで送り(ってーかぶっちゃけ遠いんだね、横須賀って…知らなかったヨ)Aさんと車を返す横浜まで走り。駅前でむそーは降り、Aさんに車の返却を任せました。ワイン2本、ブドウその他お土産を抱えて高田馬場まで帰るのはきつーい、と思いつつ、湘南新宿ラインで一気に新宿まで早く帰れたのでよかったでした。てか高田馬場にも止まってほしいなぁ湘南新宿ライン…あと山手線のホームと湘南新宿ラインのホームが遠すぎます…手が痛いです…みたいな。ようやく家にたどり着いて、夜ご飯を食べる機会を逸してしまったのでおにぎりとビールでちょっとだけおなかを満たして爆睡いたしましたとさっ。あー、楽しい旅だった!
あ、以下↓写真です。