MINAMI WHEEL 2006 3日目

さて、MINAMI WHEEL 2006も最終日です。今日は特にこれっ!っちうもんもないので、まあ心斎橋QUATTROがどんなハコか見てみたいなあというものあるのでQUATTROのシークレットとBIGCATのシークレットを目当てにあとはフリー。
行きがてらに野田阪神のショッピングセンターのレストラン街にある三吉っていうお好み焼き屋さんで自分でお好み焼きを焼いて食べ。なんだったかな、スジコン玉?スジコンってなんだろう、っておもったら牛スジとこんにゃくのことでした。大阪でお好み焼きを食べると思うけど、やっぱふわふわっとしてうまいですねえ。ドリンクバーでスムージーを山盛りコップに注いで遊んだりもしました。ちょっと食い足らんなってことでキムチ焼きそばも追加。ちょっとマヨネーズかけたらうまかった!イカとか海老とか入ってたし、キムチと海鮮食材系は合いますねえ。
お腹もふくれたところでいざ、なんばへ。今日は千日前線でなんばまで直行。そこから歩いてアメ村まで行きました。コーヒーが飲みたかったのでアメ村のカフェに入って、むそーはホットコーヒー、やっちぉさんはしそサイダーなるものを飲んでいた。なかなかリラックスできるお店で、まったりとしたあと、いざ移動開始。さっそくやっちぉさんとは別行動。
むそーは初め、TRIANGLEってハコの「GOATBED」てエレポップバンドを見てたんだけど…なんか、1983年くらいの垢抜けない眠たいサウンドにほんまに眠くなって…やばい!こんな3日目の始まり方はつまらんわ!と思って2曲目途中で抜け出し。勘でFAJ Twiceの「URBANフェチ」を見に行く。これがヒット!いきなりMCで「福岡でライブやったときにたまたまなのか、なんなのか某レコードの社長が見に来ていて『なんやこいつら、だめやな』って言われました。そんなEPICレコードの(ちょwおまwww)社長に捧げます…[何様や!]」なんて面白いMCぶちかましてるし。サウンドもぶちきれ系、ちょっとマキシマムザホルモンに近いくらい…何言ってるかわからん!けどクル!身体が踊らされます。そのあとも「佐世保においてきた彼女のチエちゃんとラブホテルに…初めてラブホテルというものに行きましてですね…そのときの感動を曲にしました…[左折するとラブホテル]!」とかとかとか!とにかくめっちゃおもしろかったので、3曲入りの無料配布CDを貰ってきました。12月にはインディーズ盤も出すかもとかなので、かなぁり楽しみです。
さて、FANJ Twiceを出た後はどこいこっかなーと、なんとなく勘で(ほんと3日目は勘です)SUNHALLで「UPLIFT SPICE」を見ました。なんや甘く切ない女性ボーカルってことで、どんなんかなと。
ボーカルは、うーん甘く切なくはなかったけど、でもパンチがあってよかった。ドラムもよかった。でもな、ギター…ギターがリーダーらしいんだけど、ギター…下手やと思う。ていうかギターソロとかあってもよくない?なんかボーカルとドラムに依存したバンドかなって気がした。ギターがもっと上手ければメロディで勝負できるいいバンドなる気はするけどね。てな感じ。おれこそ[何様や!]って感じだけんども(笑)。
そのあとはなんとなくたこ焼き食べたりお土産を買ったりして、それからWEST AREA…堀江方面へ。club visionに「らぞく」を見に。Vo,G、B、Drのなんかジャムロックバンドってことでヨサゲな気配がしていた。
個人的にはこれもヒットでした。あー、なんかもう、こういうギュルギュル入ってくる変態っぽいギター大好き。で、2曲?3曲?やったところでギターの様子がおかしい。なんか足引きずってる。怪我してるんか?と思ったら「らぞくでした!」と言って引き上げてしまう3人。えええ?まだ15分くらいしかやってないんぢゃん!でも終わりか?終わりなのか?と思いつつ引き上げようとしたら戻ってきました。なんやら車(ハイエース)から飛び降りたときに足ひねったらしく、そっちの足をかばいながらやってたらふくらはぎがつったとのこと(笑)。で、混乱して引き上げてしまったそうです。で、そのあとはちょっとゆるやかなのとかやって、でもこの「らぞく」Voは声がいいね。ウケるよこの声。いや、笑えるって意味じゃなくて。こいつらは絶対来ますね。ちょっと確信。CD出てたら欲しいなあ。
んでここでやっちぉさんと合流してたので、そのまま心斎橋QUATTROへ。道すがらやっちぉさんが「トイレ行きたい」と言ってhillsパン工場へ立ち寄り。ここはパン工場兼パン屋兼ライブハウスっていうちょっと変わったとこ。でもここではライブを見ずに、トイレを堪能し(ぉい)パンを買いました。夕飯代わりに。でもパンがー!!!!パンがどれもめっちゃうまそうで!!!!散々迷った挙句、おさつスティックと栗あんぱんとプレッツェルを買い。食ったらめっちゃうまい!おさつスティック最強!プレッツェルのサクサク感は殺人的!栗あんぱんのしっとり白あんは溶ける!溶けるよ!!って感じでした。そんなんをもごもぐ食いながら心斎橋QUATTROへ。心斎橋PARCOの8階についたらさすがシークレット前。列が出来てました。「入場できない可能性もございますが、それでもよろしければお並びくださーい」の状態。並んでみたらそんなに後ろでもないので入れそうな予感を持ちつつ、いい加減歩き疲れたので、並んだ階段でよだれ垂らして寝てみた。ちょっと体力回復(笑)待つこと30分、入場したらもう一番下のフロアはパンッパンの状態。柱の影からステージのセットを見てみたらコントラバスが見える…もしかして、と思ったらシークレットの正体はPE'Zでした。2曲目始まったところで、いまいちPE'Zに対して食いつきのないむそーとやっちぉさんは即撤退。今度はBIGCATのシークレット目指してBIGSTEPまで戻ります。
BIGCATは意外にもすんなり入れる。中ではMEN☆SOULがなんかファンクなステージをやってるらしい。とりあえずガソリンの切れた二人はビールを!Coorsのスタイニーボトルをぶつけて乾杯。MEN☆SOULの客が掃けたあとの客席後方、PA卓の左横に座り込んでまったりと次のSPARKS GOGOを待つ。スパゴーのステージはさすが貫禄。曲を全然知らなくてもあのギターは脊柱の後ろからギュルギュル入ってきますね。ギターの爆音で踊れるのもこれで最後かもしれん、と思って、シークレットに備えてまったりするつもりだったけど、わりと踊ってしまいました。
さて、MINAMI WHEEL 2006、BIGCATのオオトリは…ずっとやっちぉさんと誰だろう??って考えてて。BENNIE K?ウルフルズ?矢井田瞳SUPER BUTTER DOGケツメイシ?いろいろ考えた。PA卓の上には伏せられたセットリストがある。うー、見たいよぅと思ってたらPAさんと目が合ってしまった(笑)。
そうこうするうちにステージの幕が開き…登場したのは…
吉井和哉だ!しかもKBとアコギのみのアコースティックな編成。MCで仙台でLIVEやって、5時間かけてやってきたぜ!というダブルヘッダー。めっちゃお疲れ様です。吉井和哉はきちんと聴いたことはないけど、なんせメディア露出高いのでそれなりに知ってる。改めてやっぱこの人の声はいいですね。人の感情に訴えるものがある。そしてピースでもある。うん、やっぱ損はしないシークレットだ。ええもん聴いたなあ。ちょっとCD聴いてみたくなったよ。4曲やって、そのあとアンコール鳴り止まなかったけど、公演終了のアナウンス。そりゃそうだろう、ダブルヘッダーで、しかも初めてのアコースティックアレンジで(ある意味音源としてめっちゃ貴重だと思う)。そりゃアンコールのネタも、体力も、気力もないだろう。それよりも、仙台のライブ明けで駆けつけて、スペシャルなプレイをしてくれた吉井和哉にありがとう!の気持ち、かな。とてもきれいに終わったMINAMI WHEEL 2006、でした。

さて、ここからは3.5日目。心斎橋PARCO対面のJOYSOUNDってハコでむそーとやっちぉさんの二人が代わる代わるステージに…って単にカラオケですけど(笑)、個人的には2日目のRADWIMPSの感動を引きずっているせいか、RAD祭りでした。有心論、ふたりごと、最大公約数。あと、2日目の心斎橋QUATTROが真心ブラザーズだった(くっそー!)な怒りを込めて「どかーん」そして最後は「素晴らしきこの世界」でシメ。そのほかにもaikoとか最近リバイバルで聴いてるPSY・Sから「GIMMICK」「CHILD」なんか歌ったり。3時間あっという間に歌い切って(やっちぉさんもネタが豊富だから途中から予約入れまくり合戦になってたw)、帰りました。結局3日間連続タクシー帰り。家に着いたらもう3日分の疲労がドッと出まくりでした。
それにしてもこのMINAMI WHEELは、聴きたかったけど聴く機会のなかったアーティスト、聴いたこともないけどめっちゃよかったアーティスト、知ってはいたけどライブでは全然印象が違っていたアーティスト、そしてやっぱりすごい、余裕、貫禄のステージ!なアーティスト、いろんなものに出会えてめっちゃ楽しかったです。疲れもしたけれど、これだけ集中的にライブハウス行って爆音浴び続ける機会もないからね。やっぱライブハウスの爆音はいい。来年もぜひ、参加してみたい。めっちゃ面白いイベントでした。
さて、今日は適当にのんびりして東京に帰ります。明日から仕事で疲れもたまってるけど、でも音楽とナマでぶつかりあったエネルギーが、生きてくパワーになる。ベタだけどそんなふうに思います。以上、MINAMI WHEEL 2006まとめでした。