COUNTDOWN JAPAN 05-06

12/29-30の2日間、幕張メッセで行われたROCKIN’ON PRESENTS COUNTDOWN JAPAN 05-06に参加してまいりました。相方はおなじみやっちぉさん。また彼の詳細なレポートが載るでしょうから、それはこちらをお楽しみに。むそーは見たアーティストの感想をへろへろっと書きたいと思います。

  • SPARTLOCALS

ROCK IN JAPAN 2005のSOUND OF FORESTでの演奏を通りすがりに耳にして、それからズッポリとはまりましたSPARTALOCALS。やっと生で見れました。いやー、よかった!知らない曲もあったけど”ピース”と”トウキョウバレリーナ”と”ロックとハニー”が聴けて、踊れて気持ち良かった!なんていうか自分にとってクル音楽は延髄のあたりにキます。延髄つかまれてぶらぶらいいように、操り人形のように揺さぶられてる、そんな感覚になりますね。ロックとハニーの「永遠はロックンロールと君だけさ」って歌詞、やっぱいいなあ、最高です。今更ながらNano mugenのコンピ、買わなくっちゃ!

もうすっごいことになってた。EARTH STAGEのフロントエリア、死ぬかっちゅ―ほど人でいっぱい。マジで圧死するかと思った。でもみんなと歌えて、踊れて、飛べて、暴れて、とても楽しかったです。ニューシングル”space sonic”も当然良かったんだけど”Mr.Feather”もよかったなあ。”風の日”も”スターフィッシュ”も聴けたし、”ジターバグ”はやっぱ泣けるし。今日も細美はかわいかった。来年もおまえに会いに行きますと思った。

ロケットマンのDJはやっぱおもしろいなあ。楽しくなるよ、笑える。も、最高。hitomiありSMAPありDef Techありサザンオールスターズあり真心ブラザーズありエレクトリカルパレードありイッツアスモールワールドあり椎名林檎あり。もーなんでもあり!それをつないでクルかー!みたいなっ。すっかりKEN YOKOYAMA見るの忘れて踊っちゃったじゃん。

もうね、スカパラはズルい。スカパラで踊らない奴はいない。老若男女、絶対踊れる、楽しめる。そういう意味で音楽じゃない。音楽じゃない根源的ななにか。なんていうか「楽しい感じ」とか「嬉しい感じ」とかそういうもの。そういう誰にでもある根源的な、感覚的ななにか。きっとどんなに心が枯れていても笑って、踊って、飛び跳ねるだろう。feat.ハナレグミの”追憶のライラック”もスイートでした。サンキュー永積タカシ

12/30 GARAXY STAGEのオープニングは彼ら。これも最近はまり出したのだけど(きっかけはSPACE SHOWER TV!のZOOMでの特集)、もう最高だったね。最高だった。”シーラカンスイズアンドロイド”、”Baby BIAS”、”I My Me Mine”これらのほかに知らない曲もやったけど、わかんなくても、もう全部楽しい!で、オーディエンスの上がりっぷりでハヤシがどんどん上がってくが分かるの。それがうれしいじゃん?おれらがノってるのみてアーティストのテンションが上がるそのフィードバックがなんか分かるんだよね!すっごいうれしくなってどんどんどんどん上げたくなった!もう1アクト目にして「絶頂」でした!カヨちゃんのパフォーマンスもナイス!トイス!でした!ますます大好きになりました。今度はワンマン見たい!

曽我部もね、最近聴き始めたのです。”ギター”って曲が好きになって。なんていうか、自分の弱さを知ってる人だなと思うの。弱い人のために歌を歌う人だなと思うのです。でも「強くなれよ」とかいうんじゃなくて「お前も弱いよな、おれも弱い。そんな弱いおまえにしてやれるのは、ただ隣にいることだけだよ、弱いお前をおれは知っているよと言ってやれるだけだよ」と言ってくれる、そんな人だなあと思ったのです。だから曽我部に会いに行きました。”テレフォン・ラブ”が良かった。「夜中に目がさめて、彼女の声が聞きたくなって、でも待てよ、深夜の2時だ、彼女も寝ている、ボタンを押そうとして止める、そんな夜を送ったことがある人に送ります」そう言って歌ってくれた。弱さってなにかなあ、と思いながらいっしょに合唱していた。どうやったら強くなれるんだろう、そう思いながら歌っていた。曽我部はこれからもっと歌を聴きたいなと思っています。

クラブ・ミュージック代表のHIFANAです!もね、すごかった!わんぱく電化製品チームを駆使してね、出てる音はデジタルサウンズですよ。でもね、やり方はアナログなの。スイッチを押すと音が出る。ビートに合わせてスイッチを押すの。するとサンプリングサウンズが鳴るわけですよ。それを組み合わせて、そりゃあもう音のきらびやかワールド充満って感じで、延髄持ち上げられてぶらぶら操り人形状態で踊らされるわけですよ。うっひゃーお、わお!です。特に二人羽織スクラッチはもうね、すっげCOOOOOOOOOOOOOOLでした!メロディでもないヴァイヴでもないコブシでもない、けどすげかった!なんて表現していいか分からん。これはもう生のプレイ見るべきです。打ち込みじゃなくて全部手動操作ですよ。ファミコンとかビーマニとかの超オヤブンなのかも。今の時代だからこそあり?これがありであるってことがすごいカッコイーイーって感じです。

  • ZAZENBOYS

ZAZENBOYSはね、緩急だと思うんですよね。圧倒的な緊迫感、そして絶対的な解放感。緊迫と解放の繰り返し、ある意味SEXに近い。まだいっちゃだめーだめーだめーだめー,そしてイク!という、その緩急。そして超絶的なテクニック。”COLD BEAT”なんてそこらへんのバンドじゃ絶対出来ないですよ。向井秀徳がZAZENBOYSを結成するにあたってまずMATSURI STUDIOという、スタジオ作りから始めた理由がこれですよ。この超絶的な曲を書き作りプレイするためなわけですよ。この凄みが人をひきつけてる。絶対的な音は人を選ばないのです。選ばずに圧倒するのです。そしてこうしてEARTH STAGEを人が埋め尽くす。ある意味この音がこれだけの人に選ばれているのは驚きだが、ある意味当然なのです。それだけの凄みがある。絶対に勝っている。
とまあ、自分のレポはこんな感じなのであとはやっちぉさんよろしく(ぉぃ)。COUNTDOWN JAPAN自体の印象としては、屋内の冬フェスってことで、やっぱ開放感のある夏フェスとは異なるわけで。ここにはここなりの楽しみ方があるのでしょう。やっぱ3日間行ってみないとわからんかな。特に3日目。夜から始まってカウントダウンして朝まで歌って踊れて暴れて、っていうのが冬フェスの醍醐味かもしれない。もし気が向いたら来年も参加してみましょう。