人身事故って毎日のように起きてるけど

でもどんな事故なのか分かることってほとんど無いよね。今日の帰り、京王線新宿駅のホームに下りたら「JR中央線国立駅で人身事故」て盛んなアナウンスが。東京西部方面へ帰ろうとする人へのアピールか京王線。
「列車又は車両の運転により人の死傷を生じた事故」を人身事故と定義するそうだ。人身事故、とアナウンスが流れるたび、そこでは人が死んだり傷ついたりしてるわけだ。ああ、怖い。帰ってきてニュースを見たりネットを見たりしたけど、国立での人身事故がどういうものなのか、結局分からずじまい。
JR東日本:列車運行情報では淡々と中央線快速電車の事故発生から復旧までを伝えている。
「中央線快速電車は、19時08分頃 国立駅での人身事故の影響で、上下線で運転を見合わせています。」
「中央線快速電車は、人身事故の影響で、上下線で運転を見合わせています。運転再開は19時40分頃を見込んでいます。」
「中央線快速電車は、人身事故の影響で、上下線で運転を見合わせていましたが、19時59分頃に運転を再開し遅れがでています。」
誰が死んだか、誰が傷ついたか。そんなことは知らないし、知りたくも無い。一刻も早く電車の運転を再開しておくれ。それが僕らの望んでいること。そしてJRはせっせとお客様のご要望に応えるのだ。何事もなかったように中央線は運転を再開し、そして僕らは何が起こったかも忘れて電車に乗り込む。人身事故。人の身の上に何事か起きたのだろう。なんかあったみたいよ。なんか事故みたい。ふーん・・・。
ところで京王線のATS(とか)の整備状況について調べたいと思い検索などしたけれど、なかなか適切な情報が出てこない。京王電鉄のwebサイトのFAQにさえ載っていないのだ。びっくりである。誰も疑問に思わないほど、鉄道は安全に運行されると、みんな信じきっている。そんな集団幻想を打ち破るには100人単位の人身事故が必要だったのか。人間なんて間の抜けたもんだ。