聖蹟桜ヶ丘

今日は仕事で聖蹟桜ヶ丘。ずーっと不思議だったんですが、「聖蹟桜ヶ丘」の「聖蹟」ってなあに?
で、由来を調べてみたらですね、昔この辺の多摩丘陵は、明治の中期、天皇の御猟場(天皇が来てウサギ狩りとか鮎釣りをしたのだそう)であったのだそうだ。当時、天皇が訪れた場所は「聖蹟」と呼ばれていた。で、昭和12年に駅が出来る際に桜の名所であったことから桜ヶ丘という名前と、その「聖蹟」をあわせて「聖蹟桜ヶ丘駅」と名づけられたのだそうである。
なるほどー。「聖蹟」ってなんとなくキリストチックな感じがしていた(「奇跡」ではなく「奇蹟」と書いたりするでしょう。聖という字も「聖書」とか「聖夜」とか、どことなく西洋っぽいし)んだけど、「聖蹟」って天皇が訪れた場所のことを言う言葉だったんですねー。いやいや、謎が解けて本当に良かった。
それにしても聖蹟桜ヶ丘は、ほんと京王電鉄が作ったような町ですね。鉄道敷設と沿線不動産開発によって、多摩市は開発されたのだなあ、としみじみ思います。