読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

新春かくし芸大会FOREVER

昨夜見ていました。新春かくし芸大会の46年の歴史を振り返る番組。新年のフジテレビの看板番組、半世紀に近い歴史がありますが一端幕を引くとのこと。
確かに最近は見なくなっていたけど、子供の頃はもう、ものすっごく楽しみにしていた番組でした。特にドラマが楽しみで、昨日の番組内でも名場面集で流れていましたが、インディージュンズとかE.Teとか超懐かしい。井上順と加藤茶のかけ合いというかやり合いに元旦夜は抱腹絶倒していました。
絶頂期は確か2日に分けて放送されてたと思う。たのきんや明菜ちゃん聖子ちゃんなど当時のトップアイドルたちが、生放送で見せるガチな表情や緊張・涙など、生放送ならではのよさがある番組でした。同じ瞬間をテレビと茶の間が共有してるんだ、という…双方向性!そう、テレビって生放送という同時性を視聴者と共有することで、お互い連絡して通じ合わなくても双方向性のあるものだったと思うんです。視聴者を共犯関係に巻き込むというか。
紅白歌合戦が、最近でこそ視聴率低下と言われながらも未だに高い視聴率を誇るのは、やはりあれだけの大きなイベントを生放送で行うというガチさ故でしょう。視聴者は自ずと紅白という大きな舞台の緊張とそれ故の感動を共有し、また紅白という現場で生で起こる事件の共犯者となっていくのです。
テレビは生放送が少なくなり収録ものが増えて活力を失った気がします。作りこまれ視聴率の計算された番組は、計算された視聴率は取れるかもしれないが、ただそれだけ。
生放送という双方向性、共有・共犯性があったからこそ、視聴者はテレビにくぎづけになったし、学校で毎日毎日テレビの話を視聴者a.K.a.共犯者たちときゃっきゃと話が盛り上がったのです。
新春かくし芸大会が46年の歴史に幕を引いて、テレビの時代が終わる、その火がまた一つ消えた気がします。最後に披露された堺、恵、中山の3人のかくし芸も収録で、確かにすごい芸でしたが、緊張も感動も興奮もあまり感じられませんでした。まさにテレビが活力を失っていることを、新春かくし芸大会が自ら魅力を見失っていることが明らかになってしまっている場面でした。
フジテレビさん、新春かくし芸大会、長い間楽しませて頂きありがとうございました。またいつかテレビ局と視聴者が一緒に感動したり一緒に悪ノリしたりと、視聴率で計れない楽しみをもった新春かくし芸大会を作り出してくれることを期待しています。