気持ちは分かるんだけど
宮仕えの身。つらいのー。多くは語りません。仕事の愚痴は少なめにっ。
最近また体重を測っています。やっと切れていた体重計の電池を取り替えたので。また体重測ってダイエットしようかなー。ちなみに現在は72.0kg。おお、がんばれば70kg切れるではないですか。ていうか今ちょうど食欲も無いから痩せれるかもしれないですねー。がんばってみます。
あとがんばってみたいのが、「今年中にアクセス40000を超える!」ってこと。それもあって今月はマメに更新してるんだけど。あさましいねえ(笑)。奇跡が起きたらいいですね。
あー、でも書くネタがないなあ。書くことが無いということを書け、とはプリニウス2世氏の私が好きな名言です。
プリニウス2世氏のほかの名言。
苦痛には限界あれど、恐怖には限度なし
うーん、恐怖は限度なしかあ。いまの金融市場の混乱を言い当てているかのようだ。
なんて社会派ぶりっこ。
でも今日読んでいたブログでね…
「ローン契約者は元金を地道に返済する意志はもともとなく、実際には金利分しか支払っていなかった」とある。実際、アメリカに住んでいる旧友と去年話したところ、彼は「それがアメリカ人の基本的なライフスタイルだ」というニュアンスのことをいっていた。もちろん、彼の日本人としてのユーモアだということは割り引いても、まだそういうアメリカ人の側面はかなり残るのだろう。
本筋からは離れるが、このときぼくが「アメリカの住宅バブルは崩壊して大変な事態を引き起こすかもよ」といったことばの意味を、彼はあまり深刻には受けとらない印象を受けた。そういう意味でいうと、彼と話すたび、アメリカ居住者と自分との感覚の違いに気づかされる。例えば、彼がだいぶ前に帰国したとき、ちょうど「松本サリン」が起きた直後だったので、ぼくがその話をすると、彼の奥さんがすかさず「テロか?」と聞いた。その時点では、日本人は、何かの事故か愉快犯のように考えていたのだが、彼女の直感が当たっていたことが少しあとにもっと大きな悲劇で判明することになった。このように、良し悪しというのではない形で、アメリカ居住者と日本居住者との間には、大きな感覚や考え方の違いがあるように思えるのだ。
踏み倒しの合理性 - hiroyukikojimaの日記 より引用
というのがあって、興味深かった。
大きな感覚や考え方の違いがある世界がいまや、グローバルにリアルタイムにひとつになってしまっているのだ。果たして世界はこうあるべきだったのか?…と、こんな問いかけは無意味だろう。どうあるべきだろうが、あああるべきだろうが、世界がひとつになる技術があるのであれば、世界はひとつになってしまうのだ。
今日の朝日新聞朝刊のマイケル・クライトンの追悼記事で、彼は…
私たちが、自然の世界をコントロールできると考えたらそれはどこかにズレを生じ、間違いを起こす。科学の力でコントロールできないものがあるという真実を受け入れるのはむすかしいかも知れないが、それが自然の法則だとわかったときには、尊重するしかない
と語っていた、とある。ジュラシックパークの登場人物、数学者のマルカムは…
われわれは科学時代の終焉を目の当たりにしている。…力を得るにつれ、その力を御しきれないことを露呈しつつある。
と言っていた。金融工学もまさに遺伝子操作が生み出したジュラシックパークに等しく、世界のマネーの流れを御しきれぬものにしてしまったのだろう。いまや金融市場は遺伝子操作(金融工学)によって生み出されたT-REXやラプトルが跋扈するジュラシックパークか。御しきれぬテクノロジーとともに、人は滅びるなどという生易しい結末になるとも思えない。御しきれぬテクノロジーに振り回される奴隷となって、人間は愚かしい文明を続けていくのかもしれない。
冷戦の緊張、核戦争によるハルマゲドンの恐怖のほうが、はるかに分かりやすかったな、という…なんだか分からないノスタルジー。
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