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機動戦士ガンダムUC・プレミアムプレビュー、感想

本日新宿ピカデリーにて機動戦士ガンダムUCユニコーン)のプレミアムプレビューを見てきました。これは3/12の機動戦士ガンダムUCのBlu-ray/DVD発売に先行して、日本の5大主要都市の映画館で先行上映するもの。東京は新宿ピカデリーにて、本日までの上映でした。
さて、では以下に感想を。




ガンダムとは少年と世界と運命の物語である。
なんて抽象的な。でも過去のガンダム作品を思い返してみても、やはり、そう言いたくなる。
今回の機動戦士ガンダムUCのキャッチフレーズが「いま一度問う。君は生き延びることができるか?」であるように、戦火の中一瞬で人の生死が分かれる、戦争の世界の中で運命を感じ引き寄せられ、世界を変える覚悟に怯えつつ応え、生き抜き成長する少年、の物語。それこそが、やっぱりそれこそがやはりガンダムなのである。
父と幼少のうちに別れ、母が他界し、天涯孤独。なんで自分が今ここでこうしているか分からず世界との”ずれ”を感じ生きる、アナハイム高専の学生、バナージ・リンクス。そんな彼の目の中を一頭の可能性の獣が駆け、そして袖付きと呼ばれるジオン残党の姫様、オードリー・バーンと出会った。彼は運命と出会ってしまったのだ。その運命の力が彼の中の可能性を試す。その試しに応え、それを超えて、彼は彼の目の中を駆けた可能性の獣「ユニコーン・ガンダム」を駆ることになるのだ。
ビスト財団の当主カーディアス・ビストがバナージにユニコーン・ガンダムを託すときに語りかけた言葉。人間だけが神をもつ。可能性という神を、と。使い方を誤れば世界を滅ぼす。正しく使えば世界を革新する力を持つラプラスの箱。その鍵たるユニコーン・ガンダム。
宇宙世紀0001、新たな世紀の幕開けに人類の革新を願い、封じ込められた力。可能性。人は相互に誤解なく分かり合える、ジオン=ダイクンが唱えたニュータイプという思想。その可能性の力を引き継ぐ者、という運命を背負ってバナージは、宇宙世紀0096の世界をユニコーン・ガンダムという可能性の獣に乗り、駆ける。
そして少年は、その力ゆえに戦争という過酷な世界、そしてそれゆえに人類の革新を成し得る世界を生き延びることを試される。死ねば肉体や精神が失われるだけでなく、可能性も閉ざされるのだ。人が空間を用意し、その可能性だけで養い続けた可能性の獣、ユニコーンを殺すのだ。その責任は大きい。
ガンダムとは運命と世界を背負い生き延びる少年の物語だ。
かつてアムロ=レイが、カミーユ=ビダンが、ジュドー=アーシタが、そしてシャア=アズナブルが、同じように運命と世界を背負い生き抜いた。彼らが担っていたものは、やはり同じように”可能性”だったのだ。人類を革新し得るかもしれないという可能性。それこそが、ガンダムなのだ。
機動戦士ガンダムUCは、まったくガンダムらしいガンダム作品だと言えよう。今度はバナージ=リンクスという少年が、その可能性を担って、大人が自らを律せず殺し合い、無駄な血を流し争う世界を、運命に従い駆けるのだ。
かつてのガンダムの主人公たちに自分を見て、彼らが生き抜く理不尽な世界に自分たちの生きている現実を見て育った少年たちも、すでに30代になっているのだ。いま一度問う。君は生き延びることができるか?バナージの生き様が、いい大人になったガンダムファンにそう問いかけてくるだろう。同様にいい大人である自分の中にどんな答えが出てくるか、可能性を信じ、機動戦士ガンダムUCを楽しみたいと思う。




さて、それとは別に。
やっぱりガンダムといえばモビルスーツだよね。ということで、機動戦士ガンダムUC Episode 1「ユニコーンの日」を見て燃えたところを!書くよ!
まずはアナハイム高専の授業後ザクが出てきたところ!あのザクの壊れ方、コックピットをビームサービルで貫かれた感じ、あれはさあ、機動戦士ガンダム第1話「ガンダム大地に立つ」でアムロがコロニーにもう穴を空けられないって、ザクのコックピットを一撃で貫いたあれじゃないの!?って思っちゃった。つまりアムロが2番目に撃墜したザクかなあ、とか。
続いてクシャトリヤ!あの出撃シーンは思わず手に汗握ったね。あの格納されてる状態見るとなんとなくモビルアーマーっぽさもあって。それに恐竜的進化を遂げたZZのMSクイン=マンサの血を引く感じ、それでいて全然かっこ悪くない、むしろめちゃめちゃかっこいい描写にどきどきした。4枚のバインダーが開いたり一方向に動いて高速に機動したりとか、めちゃかっこよかった。プラモデル買いたい!
あとビット・ファンネル含めてサイコミュ兵器が、帰ってきて格納されるところまで描かれたのって今回初めてじゃないかな?ファンネルが帰ってきて格納されるシーン、かっこよかった。
最初のジェガン×2、スタークジェガン×1とクシャトリヤとの戦闘シーンは、ファンネル、射撃戦だけで終わらずにちゃんとチャンバラしてくれたところは燃えましたね。やっぱりガンダムの戦闘シーンはチャンバラしないといけない。
他にクシャトリヤの燃えシーンとしては、後半、インダストリアル7内にリゼルが突入してクシャトリヤが攻撃され轟火に包まれるも、ゆっくりと躯体をもたげるところ、すごく恐竜(モンスター)的でかっこよかった。
この演出があったから、その後のユニコーン・ガンダムがクシャトリヤをパワーでインダストリアル7の外に押し出すシーンの演出が際立つんだよね。あとあの時のマリーダの動揺、恐れ。ユニコーンのえもいわれぬ不気味な力を予感させるよい演出でした。
ユニコーン・ガンダムは最初の試験飛行シーンからもそうだけど、やっぱり一直線に宇宙(と書いてそらと読む!)を駆けるシーンがやっぱり象徴的。そして最後のシーン、NT-Dが起動し、ユニコーン・ガンダムがデストロイモードへ変身するところ!あそこはファーストガンダムの空中換装→見得を切る!の感じで、ここもガンダムは兵器だけれどもキャラクターでもあるんだ!という感じでよかったです。下半身から上半身に舐めながら最後頭部アンテナが展開してキメ!やっぱガンダムはキャラクターとしてかっこいいですよね。
あと袖付きのギラ=ズールがロンド・ベルと戦端を開いて、結局リゼルにやられるんだけど、ぼろぼろにされながら、ビームホークで突っ込んでいくシーンがかっこよかった。袖付きの兵隊がいかにイデオロギーの為に戦っているかを鬼気迫る感じで描いていて印象に残りました。
逆に個人的にちょっとがっかりしたところは、まずコロニービルダーがコロニーを拡張していく様子、地盤を作り地面を作り世界を拡張していく・・・ここの描写が思ったより感動しない。小説での描写の方が臨場感あったかなあ、と。もっとハッタリがある絵を作ってもよかったんじゃないかな、と思うほど地味。
あと、思ったよりリゼルがかっこよくない。なんか現在のメカデザイントレンドにアップデートされすぎて、ジェガンと並んだときに釣り合いが取れてない。デザインがアーマードコアっぽい。もうちょっとださくてもよかった。逆にジェガンの方がかっこよかった。
というわけで個人的に機動戦士ガンダムUCのメカ燃えシーン&がっかりシーンについて書きまくってみました。