福田首相辞任。

びっくりしましたね。そして、びっくりした次の瞬間にはどうでもよくなっていた。
今朝、福田首相辞任が一面の新聞を読みながら通勤していて思ったこと。
それは、首相が辞任しても社会は何事も無かったかのように動いていくのだ、ということ。
首相が辞任したくらいで政情不安、社会不安が起こり秩序が崩壊しないのは、日本社会が成熟しているから?
どうなのだろう。なんだか逆に何事も無さに、薄気味悪ささえ覚えたくらいだ。
私たちと政治の距離は斯様に遠いものなのだ。問いかけても答えうる民意など、もしかしたらありはしないのかもしれない。
この無関心さ、というか、政治に対する幼稚さというか…おそらくそれが独裁を呼び込んだり戦争を呼び込んだりするのだろう。
悪夢はそう遠くないような気もする。しかし今の政治家には悪夢さえ見せる気力がある人間はいないだろう。
生ぬるい停滞の中でゆっくりと衰退するのが、高齢化国家・日本のこれからの未来なのだろうか?