MINAMI WHEEL 2007 #3

さあ、3日目スタートです。今日は東京へ帰る準備もあるので1時間早めに起床、1時間早めに出発。まず新大阪駅でお土産を買い、その後それらとともに荷物をコインロッカーに放り込んで…のはずが、コインロッカーの空きがない!ない!ない!新大阪駅だからかなあ…とあきらめ、御堂筋線で心斎橋まで移動するも、心斎橋の駅にもコインロッカーの空きが無い。駅の北側、クリスタ長堀四ツ橋駅寄りの方まで行ってやっと発見。なーんかそれだけで疲れちゃいました。そしておなかもぺこぺこに。
身軽になったところで飯食おーやーってことで、BIGSTEP内のサイゼリヤに。んが、その時すでに14時半。15時の「口ロロ」のスタートにめっちゃギリ。二人とも、ハンバーグのスープセットという、がっつり系なものを頼んでしまったので、ギリどころかアウトになってしまいました。FAN J Twiceの係の人に言われたんだけど、口ロロの入り待ちで入場規制が解除される可能性が無いにも関わらず、三角公園の方まで行列…とのこと。
これはあかんわーってことで、DROPに「BEANBAG」を見に。やっちぉさん曰く「昔、スペースシャワーの番組のスペシャ中学に出てた」というガールズロックバンド。入って聴いてみると、けっこうパワフルでおもしろい女の子でした。途中ラップも入ったりとミクスチャーぽくもあり。でもこのテは今ニーズあるんかなぁ…という感じもしたり。入りは、口ロロのあぶれ組も多いのかもしれないけど、結構入ってました。
次は何見るー?と三角公園で相談。やっちぉさんは今年から加わった新しいハコの一つ、AtrantiQsを見に行くとのこと。むそーはアコギが印象的なポップバンドとのパンフの紹介にひかれ「風花」を見にamericamura CLAPPERへ。
さて「風花」ですが、うーん、いまいちっかった。やっぱね、バリエーションがないと面白くなんないよ。バンドのポテンシャルってそこで決まる。ポテンシャルの低いバンドはやっぱバリエーション出せない。3曲目に眠くなるバンドはだめだね。昨日のCLUTCHOじゃないけど…americamura CLAPPERのせいではないが、ハズレを引いてしまうハコって印象が出来てしまったなあ…あかんあかん。
で、そっこーでもう一つ目を付けていた「THE NOVEMBERS」を見にKINGCOBRAを急襲。そういえばKINGCOBRAって入ったの初めてかも。THE NOVEMBERSはファルセットボイスに惹き付けられる硬派バンドとのことでしたが、うん、結構好みでしたね。最後の1曲しか聴けなかったけれど、結構音圧が強くて、そこにファルセットボイスが乗るっちゅうのが、音圧だけのギッタギタなサウンドにしていなくていい。出口でTHE NOVEMBERSのチラシをもらったんだけど、このヴィジュアルがすっごく好みです。バンドのセンス感があふれるヴィジュアルで、音のイメージともマッチしている。こういうところに手を抜かない感じは、めっちゃポイント高いよね。
さて、再び三角公園でやっちぉさんと合流し、早めの夕飯?って相談だったけど、サイゼリヤでがっつり食ってしまったせいか、あまり腹も減ってない。んじゃあ軽くつまんで飲みでも、と思ったが時刻は16時半。たいていの飲み屋が17時から営業なのでどこも入るところが無い。も、あきらめて次のお目当ては堂島孝平なので、CLUB QUATTROへもう入って飲みもって聴きもってしてよーか、と。ビール&ポップコーンでかんぱーい。してるうちに佐藤タイジが始まったけれど、やっぱ3日間の疲れがたまってて、立ってるのもしんどい。座り込みうずくまり、佐藤タイジを子守唄に眠りこけました。
んで、堂島孝平。今年YO-KINGのライブで出会って気になっていた人。なんちゅーかねー、もう人柄だろうね。笑い顔がすごいステキ。もちろん営業用じゃなくて滲みでてしまうんだろうなあ、という。それは当然サウンドにも。MCにも。いきなり「佐藤タイジさんにシャンパンを飲まされてしまいました。先輩のお酒はとーぜん断れませんから!」と少々赤い顔で登場。あとサポートのメンバー全員が太陽の塔を見に行っていたというのを「あとから言うとひがみっぽく聞こえるので言っておきますが!」とw 好かれたがりの寂しがりやさんのようです。音楽はきらびやかなギターサウンド。多幸感あふれてくる感じの。そう意味ではほんとYO-KINGとつながる逸材ですね。とっても楽しいパフォーマンスでした。
さて、むそーには今日はタイムリミットが。東京に帰らなければなりませんので、堂島孝平のあとのSECRETを見たら新大阪駅へ向かわないといけません。2007年のMINAMI WHEEL。むそーにとっては最後を飾るアーティストがSECRETなわけです。うーん、ドキドキ。やっちぉさんとセットを見ながらピンのアーティストであとはサポートっぽいな、と。誰だろう?斉藤和義スガシカオ?と頭の中で予想をめぐらまします。
で、出てきたのは!…だれ?曲が始まり、曲は聴いたことあるんだけど、えーっとおおおぉぉ…やっちぉさんがLeyona?って言って、あー!そうだそうかそうだそうだ!と。Leyonaの曲は最初の1曲(これもタイトルは知らない…なんだっけ、あとでどっかのレポ(笑)にセットリストがあるだろう)しか知らないんだけど、でもノレる曲が多くて楽しかったです。なによりLeyona自身も言っていたけど、バンド編成でやるのが久しぶりで何とも言えない気持ちになっていると、そのLeyona自身がアガってる感じが伝わってきて、こっちもノせられた感じ。
ほんと不思議だけど、もうね、体力的には限界まで来てる。足はもう痛いし立ってられないくらい、ってぶっちゃけ思う。けれども、音楽にノッてるときってそのこと、忘れてしまう。ある意味、麻酔っぽいのかもね。脳内からなんか出てるんだろうな。麻薬がさ。それはきっとプレイしてるアーティストもそうなんだろう。だからこんなにも世の中にはたくさんのアーティストがいて、自分なりにアガる、脳内麻薬がびゅーびゅー出る音楽を作ってるんだろうな。それをオーディエンスが聴いて脳内麻薬が出る。オーディエンスも、自分なりに聴いてていちばん脳内麻薬が出る音楽を探し回ってる。そしてそれが出会い、それを交換する場所がこの「ライブハウス」って場所なんだ。
その機会をたくさんたくさん、たーくさん設けてくれるこのMINAMI WHEELというイベントに、むそーはどうもありがとうと言いたいです。今年も脳内麻薬びゅーびゅーな音楽に、またたくさん出会えました。その音楽たちとともに、また1年、過ごしていきます。