MINAMI WHEEL 2007 #2

ミナホ2日目です。1日目夜はカラオケ歌いまくり飲みまくりでへっとへとになって帰ってきたので、10時までぐっすり寝ておりました。レポを書いて2時前くらいにやっちぉさん宅を出発。
むそーはお腹が減っていたので、昨年とってもとーってもパンがおいしかったhillsパン工場へ(MINAMI WHEELのハコの一つでもある)。そこでパン屋さんのカフェでパン食いもってそれから動き始めようや〜、と思っていたら…なんとパン屋&カフェの方が改装中だった!なんてこった!仮店舗にて営業中とのことでそちらへ行ってみると…仮店舗っつーか露店?でパンを販売してたw 折りしも台風が運んできた雨雲が、大阪に最後の一雨を降らせているさなか、とりあえずパンを三つほど買ってとりあえずコンビニで飲み物を買い。屋根のあるBIGSTEPまで非難するようにWEST AREAからMIDDLE AREAへと移動するのでありました。しかしhillsパン工場、ほんと残念。ましてやミナホでライブ目当てにめぐってくるお客さんにパンをアピールするチャンスなのに(現にそれでおれらリピーターになってるしね)、このタイミングで改装しなくても…ま、やむをえない事情があったのでしょうが残念です。来年はリニューアルしたhillsパン工場でまたパンを食べたいと思います(ライブは見ないのか!?・笑)
さてBIGSTEPのベンチでパンをもぉぐもぐ食べながら今日の一発目はなんにしよー、と。パンフを見ながらふと「the pillows中山さわお秘蔵のバンド」という名前が目に留まる。名前は「monokuro」。場所はclub☆jungle。the pillowsファン、さわおさんファンとしては気になる…いっちょ行ってみるか、とのことで見に行った。昨年まで土足禁止のフロアーだったが、それは廃止になっていた。ソファがあるのは変わらず。バーカウンターでフードとしてたこ焼き焼いてるの見てたら注文するお客だと思われ「どーぞぉー」と言われたので思わずビール、と頼んでしまい、昼の3時からビールを飲んでしまった。
monokuroは、うん確かにthe pillws中山さわお秘蔵のバンドというだけあって、メロディアスなロックの感じ。確かにthe pillows好きには美味しい。でも、もっとバリエーションあってもよかったかな。曲名はわからなかったけど「チョッコ〜♪」と始まる曲(アバウトなレポやなぁ)がすごい良かった。総じて良かったです。物販でCD売ってたけどミニアルバム2100円には食指が引っ込んでしまった、まあそんなライン。
そのあとはamericamura CLAPPERで「CLUTCHO」というバンドを見ようと。B-DASHのレーベルが放つ…ってことだったけど、うーん、あかんかった。まあメンバーのビジュアルイメージのことはいいとして(言いたいんだけどね…チャラくせえカッコでなんかなあとかね<言ってるやん!w)。パンクだからね、ノレるけどね…1曲目2曲目、あーんま変わらん感じ。パンクっつーてもドンドンギャンギャンやってりゃいいってもんじゃない。3曲目で変化球が来たら見続けようかな、と思ったけどなんの変化も無く、americamura CLAPPERを去りました。
で、この時間は「嘘つきバービー」がSUN HALLでやってるのでSUN HALLへDASH。やー、これがヤバかった!ある意味事件だった(大げさかな)。でもすごいもんを目撃してしまった感じ。ある意味「銀杏BOYZ」や「ミドリ」のノリ…つーかやり口に近い。見れたのは最後の1曲なんだけど、ラスト間近、ベースはベースをぶん投げて退場し。ドラムはシンバルだけ片手に持って打ち鳴らしながら客席に乱入、客席を通り抜けて退場。そしてギターボーカルが歌い尽くして「ありがとうございました」。やっべー、この変なインパクトは好き過ぎる!と思い物販でCD買っちゃいましたよ。嘘つきバービーは昨年発掘したUrbanフェチと同じく佐世保出身のバンドなんですよね。うーん、佐世保ってヤバい街なんだな。
お次はTRIANGLEにて「Romancrew」。RomancrewはRHYMESTERとのfeaturingで「紳士同盟 featuring ROMANCREW」をやってるので。特に将絢さんが好きなんですよね。あの低くて艶のある声。紳士同盟でも将絢さんのパートだけ異常に好き。むそーが女だったら抱かれたい男の一人ですね(キモ…)Romancrewのステージはあったかかったですねー。MINAMI WHEELみたいなイベントはHIPHOP好きじゃない人もたくさん来るのでアゲるの大変そうだったけど、そこは「Hey みんな調子どうっ!」ってな具合にコール&レスポンス。むそーもすっごいアガりました、楽しかった!これはCD買いたいし、またイベントあれば行きたいですね。
さて、この頃からちょーっとぉーつーかーれーがぁーみたいな。「NICO touches the walls」を見たいが、結構ね、ライブハウスの中で待つのも疲れるんですよね。人いきれの中で空気も悪いし。ぎりぎりまでBIGSTEPの前のベンチでぼっへーとしつつ。やっちぉさんにメールしてみるとTRIANGLEで「369」を待ってるとのこと。開演5分前くらいになってからBIGCATへ。今回初のBIGCATです。
「NICO touches the walls」は、すげかったですね。何より演奏技術のレベルが高い、高い、高すぎる。もちろんそれを生かしてる曲でもあるし。ギター2本、ベース、ドラム…これらが多重に、変則的に絡まりあってふんげーグルーヴを生み出してくる。もの凄い「生もの」な感じ。有機体というか野生動物というか。ダイナミズム…最近福岡真一の「生物と無生物のあいだ」を読んだからってわけでもないけど、バンドという生物もある意味「動的平衡」なものなんだな、と思わされた次第。客の入りも盛り上がりもハンパ無かったです。これでバンド結成3年目ですからね、恐ろしいわ、このバンド。これも思わず物販でCD買ってしまいました。
そのあとやっちぉさんと待ち合わしてご飯。大阪王将で麻婆豆腐を食べました。ビールはあまりの疲れのせいで中は入らないだろう、と思い小を頼み。餃子も食って。大阪王将の餃子はうみゃーですなあ(^^)
再びTRIANGLEへ戻り「May J.」。今回はTIRANGLEで見てる率高いなー。白くてね、高さがあって(幅は狭いけど)清潔な感じでいいハコだと思います。May J.はDJ+2ダンサーの編成で登場。May J.はかわいいねえ、腰のくびれとかタマランね。Neo SITE十周年記念コラボsongの「I say yeah!」のPV撮影んときに宇多さんがセクハラった気持ちも分かるというもの。ダンサブルな曲でかっちょよいステージでした。あー、つうか腰のくびれのこと以外あんま書くことない!以上!終了!(RHYMESTER「働くおじさん」風にw)
さて2日目のトリはしっとりと行きたいね、ってことでunagidani sunsuiへ。「中山うり」のアコーディオンの音色で〆。unagidani sunsuiはかなりの混みっぷりで、しかも彼女自身が座って演奏するので前のほうの人はできるだけ座ってとのMC。自分の立ち位置ではすでに後ろがきつくて座れませんでした。正直足が棒なので立ってるの辛かったけど。でもね、そんな疲れを忘れさせるいいステージでしたよ。やっぱりいい音楽は人を飛ばせてくれる。ここではない場所へ。そうするといまこの足が棒で、2日目も終わりに近づき疲れもピークな感じなことも忘れてくる。で、元気になれる。中山うりはアコーディオン弾き語り時々トランペット。アコギにアコベ&ドラムな編成。中山うり自身もウォームなキャラクター。MCもあったかいし、笑える。ああ、人柄って音楽に出るし音楽で人柄も分かるなぁ、と思わされました。もちろん当たり前のことなんだけどね。でも正直な人は正直な音を出す、そうでない人は上滑るな…それは実感として思うし、だからライブを見に来る価値があるし、確かめられたものこそ本物…それを選んでいきたいな、と思います。そういう意味でこのミナホっていうイベントは素敵ですね、いろんな音楽はもちろん、いろんな人と会えて。トリなのでアンコール2曲。とてもスペシャルな2日目の締めくくりでした。
と思いきやっ。まだ2日目は終わらないぜっ。なんばHatchへ移動してHigh-UNDERGROUND!MINAMI WHEELのEXTRAなイベントで朝までEXTRAしちゃいます。んが、やっちぉさんお目当ての「サカナクション」を見たら撤収予定なんだけどねw むそー的に見たかったのは「8otto(オットー)」。EXTRAの一発目なので時間的に間に合わず、最後の曲「Vibration」だけ聴けたけれど。このバンド、注目してたのはドラムボーカルという珍しいスタイルのため。ギターボーカルだとメロディラインで歌うけど、ドラムボーカルだとリズムラインで歌うやん?どんな感じになるん?と。で、結果はキレてましたね。んーっ、やばかった。ドラムがドラムの上に乗っかってシンバル叩きながら叫んでる。わっおー、こんなの好き!これは気に入りました。あとでCD聴こ。
2階席でいすに座って見てたので、疲れもどピーク、睡魔ウェルカムな感じでこのあと爆睡。爆音の中でも寝られるようになったのは、今年のRISING SUNでの鍛錬の賜物かなw セカイイチのところで目が覚めて、そのあとやっちぉさんお目当てのサカナクションを見る。サカナクションはおもしろかったですねー。ビート&エレクトロニカ、でもギターサウンドも殺してない、という面白いスタイル。この音の刻み具合、センスは好き。やっちぉさん家に帰ってからPVを見せてもらったけど、これだけ聴くとほとんど「打ち込み系」。でもそれをライブでも同様にやっちゃうところがすごい。これは「sleepy.ab」の時にも思ったけれど、ほとんど打ち込みちゃうか?みたいなサウンドをライブでもやっちゃえるクォリティ?これは凄い。しかもどちらも札幌のバンドだし。ボーカルもMCで「札幌って変なバンドが多いでしょ?ぜひ遊びに来てください」てなことを言ってたが、まさにそのとおりかも。こう言ったら失礼だけど、「嘘つきバービー」や「Urbanフェチ」の佐世保とか、「sleepy.ab」や「サカナクション」の札幌とか…いわゆる日本の外縁の方がサウンドとしては奇天烈なもんが生まれるのかもしれませんね。サカナクションはボーカルがオーディエンスのクラップを指揮者ばりにコントロールしたり、なんてパフォーマンスも面白かった。サカナクションは打ち込み系というよりはコントロール系とでもいう感じの、面白いバンドでしたね。
こんな感じで2日目もEXTRAしてしゅーりょー。さあ3日目もミナミの街をクロール、バタフライ、背泳ぎしてきます。