新宿御苑さんぽ。

昨日は新宿御苑をさんぽ。御苑はもう手垢の付ききった表現で言うと、「都会のオアシス」。東京だろうが何だろうが、人の手の入らないところは森になり草花が生い茂り、虫や鳥や動物があふれるところとなる…のです。人工的な、人間にとって都合の良い「都市」の中ばかりにいてはいけない…という自分にとってのバランス感を取り戻してくれる、ささやかな「野生」の場所が新宿御苑にはあります。
たとえばこんなところ。

水と土…土臭さ、葉が腐る匂い。そんなもの。

野生の彩りの美しさ。この紫に、名前なんてつけたくないでしょう?
クリックして見てね(昆虫関係が苦手な人は注意)
クモの、この自然の色彩のパターンのクリエイティブさといったら!動きのメカニカルさなど、人間のつくるものより当然ながら精緻。

もちろんこうして整備された庭園もすてきです。御苑が美しくあり続けるなら、有料であることなど厭いません。もう少し高くなってもかまわないくらい。現在は200円です。良心的と思います。

秋の薔薇が綺麗でした。青空とともに。この写真はちょっと失敗。薔薇にピントが合ってない…写真はまだ勉強中。

閉園近く。芝生の広場から人が消えて、人の散らかしたお菓子くずなどを食べて回るカラス。彼らもまた、御苑をきれいにしているスタッフなのかもしれません。カラスを疎んじる人が多いですが、むそーはわりと好きです。黒色の翼の光沢…きょろっとした目も愛らしい。

夕暮れの御苑。もうちょっと日が落ちた感じの方がよかったのですが…時間的にこれが限界。太陽が強すぎてとんでしまってますね。
御苑へ来ると「息をした感じ」がします。もちろんいつも絶やさず息はしてますが(笑)。でも、なんていうんだろう…肺に空気を吸い込んで酸素を取り込み、二酸化炭素を吐く…深呼吸の「深」の意味が分かる感じがするんですね。生きている=息ている…なんてね。でもそんな感じです。