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朝日新聞俳壇

続いて朝日新聞俳壇より、面白い句を。今週はいい句が多かった。 鍬形虫(くわがた)を真似てをさな児立ち上がる 群馬県東吾妻町 酒井大岳 銃焼きし少年八月十五日 塩尻市 西條良史 蟷螂や生産格の澄まし顔 印西市 葛西珪 官能や一戸丸ごと蔦まみれ 東京都 …

河北俳壇

同じく河北俳壇よりおもしろい句を。 田植せぬわが田見おさめかも知れず 宮城・山元 島田啓三郎 熱帯夜犬が音たて水を飲む 栗原 三浦昭一 仏壇を窮屈にしてメロン据う 仙台・青葉 小野寺信一郎 代筆の母の短冊星祭 仙台・青葉 柿坂伸子 すぐそこにある様な夏…

朝日新聞俳壇

引き続き朝日新聞俳壇よりおもしろい句を。 サングラスこころ小さくなりにけり 東京都 望月喜久代 滝音のいつか静かと思ひをり 高槻市 会田仁子 天の蓋外れて梅雨の時間かな 東かがわ市 桑島正樹 自信といふ言い訳ほどの水着つけ 国立市 太田ひろのぶ 二駅も…

朝日新聞俳壇

続いて俳壇より、面白い句を。 水音を包んで滝の凍てにけり 昭島市 岩佐晴子 洋上の闇に船乗り鬼やらひ 三木市 酒井霞甫 田と畑を一枚にして深雪晴 米子市 中村襄介 雪の朝転ばぬようにころびけり 別府市 河野靖朗 寒晴といふ一枚の大気かな 枚方市 石橋玲子…

朝日新聞俳壇

同じく昨日の朝日新聞俳壇より。 皆やがて無口になりて雪を掻く 塩尻市 古厩林生 戎笹大阪弁の渦に買ふ 姫路市 蔭山一舟 吾輩は猫ではないが炬燵住み 取手市 増山山肌 別人のごとき妻の句初句会 浜田市 田中静龍 まだ遊びたき連凧を降ろしけり 新潟市 岩田桂…

朝日新聞俳壇

12.6の朝日新聞俳壇より。 持ち上げて力あまりし落葉籠 八尾市 梶本佳代子 松手入鋏の音のよく切れる 静岡市 松村史基 どの顔もりの人出かな 高崎市 山本春樹 あなた達も齢を取るのよ銀杏散る 東京都 村田登美子 鯛焼を割って小豆をこぼしけり 船橋市 笈川夜…

朝日新聞俳壇

同じく昨日11/22の、朝日新聞俳壇より。 蘇へる実朝銀杏薄黄葉 川崎市 飯塚茂生 爽やかや車の目玉よく拭かれ 稲城市 日原正彦 菊花展言葉をゆるめ歩をゆるめ 東京都 黒済 泰子 万象の古き世の色柿落葉 荒尾市 鶴田幾美 むらさきの筑波に釣瓶落しかな 日立市 …

朝日新聞俳壇

本日の朝日新聞俳壇より。今日は秀句が多かったように思います(上から失礼します)。 天高し洗濯機の海荒れてゐる 稲城市 日原正彦 先見えぬ国に生きるや神無月 川崎市 池田功 村芝居親の敵と親を討ち みよし市 稲垣長 シヤツターを釣瓶落しの如く下げ 青梅…

朝日新聞俳壇

本日の朝日新聞俳壇より。 良夜かな畳を歩くブルドツグ 埼玉県白岡町 高井元一 人間に生まれて秋も深まりぬ 流山市 若土裕子 未来未定ハンカチの花真白なり 東京都 佐瀬はま代 なき妻と押入さぐる冬支度 茨城県阿見町 鬼形のふゆき 刈り終へし田に労ひの雨と…

朝日新聞俳壇

今日の朝日新聞俳壇より。 夏痩を誰も気付いてくれざりし 岩倉市 村瀬みさを 賑やかが静けさであり虫月夜 旭川市 大塚信太 露の世の十七文字を杖として 金沢市 今村征一 天高し円周率の如きもの 仙台市 上郡長彦

朝日新聞俳壇

本日の朝日新聞俳壇より、いとおもしろきものを。 中華屋の看板真つ赤秋暑し 小平市 内堀綾子 亡き父の文庫子が読む賢治の忌 箕面市 大野美恵子 萩咲けば萩を見に又通りけり 立川市 越智麦州 露玉の露玉を抱き光り合う 市川市 吉住威典 隕石にが宙にかへりた…

朝日新聞俳壇

今週の朝日新聞俳壇より。 実は短歌より俳句の方が選ぶのが難しいことが分かりました。読むほうにより想像力が必要だ。 くちつけの乾かぬうちに大暑かな いわき市 五十嵐武彦 押し売りに抱かれて仕舞ふ子猫かな 群馬県東吾妻町 酒井せつ子 退院の妻早速のら…

朝日新聞俳壇

同じく朝日新聞俳壇より。 春の闇とは美しく恐ろしく 北海道 高橋とも子 老妻の美貌くまなくおぼろなり 豊橋市 河合清 まぼろしのしつぽ追いかけ猫の恋 蒲郡市 牧原祐三 白魚の青菜に遊ぶ澄まし汁 東京都 黒田衛 幸福は不安真っ赤なセーターも 福岡市 伊佐利…

朝日新聞俳壇

同じく、今週の朝日新聞俳壇より。 八十路なる妻の雀斑(かすも)に雪降れり 山形県 柏倉ただを 曾祖母の骨を手づかみ春三才 高岡市 四津三樹夫 老いたれば我がためにこそ雛飾り 鎌倉市 五十嵐由紀子 冬灯台赤きピアスを拾ひけり 可児市 林寿鶴子 音かろく春…

朝日新聞俳壇

こちらも久々に、本日の朝日新聞俳壇より。 金色の月夜に涅槃したまへり 横浜市 橋本青草 雛の間を灯せば時の流れだす 高松市 白根純子 堂堂の朝寝に病癒へにけり さいたま市 齋藤紀子 形見分けの父の尿瓶に目高飼う 東京都 鈴木ひさお 初蝶を連れて竿竹売り…

朝日新聞俳壇

11/16(月)の朝日新聞俳壇より。 ななかまど空のかなたに道多し 松坂市 奥 俊 山茶花の日々新たなる門構え 新潟市 岩田 桂 デジタルの時計に秋思なかりけり 高萩市 小林紀彦 裏木戸を押せば銀河へ続きけり 倉敷市 吉元ひとみ

朝日新聞俳壇

おなじく11/2の朝日新聞俳壇より。ひさしぶりですセカンド。 声までも紅葉に染まり戻りけり 旭川市 大塚信太 身の丈を凌ぐ音なりばつた飛ぶ 徳島市 真鍋万緑 駆け抜ける裾に草の実追ひ付きし 大阪市 友井正明 薄より吾が母軽く命かな 三郷市 岡崎正宏 コスモ…

朝日新聞俳壇

湯上りの母に少年梨を剥く 群馬県 酒井せつ子 月光や先達として山登る 小金井市 西山亟 蜻蛉を空の童話と思ふとき 朝倉市 浅川走帆 水澄むや日記に書かぬこともあり 奈良市 杉田菜穂 秋夕焼大地を燃やし尽したる 北海道 高橋とも子

朝日新聞俳壇

俳壇からも。 秋扇閉ぢて言わねばらぬこと 大牟田市 介弘浩司 邂逅や泣くが如くに汗を拭き 昭島市 しもだたかし 茹で過ぎの枝豆を喰む悪夢かな 鴻巣市 落合定 敗戦忌モールス符号忘れけり 志布志市 富山達次

朝日新聞俳壇

昼寝からさめて夢からさめてゐず 藤岡市 飯塚柚花 光速を追ふ音速や遠花火 大崎市 山口宙子 空蝉を壊さぬように小さき手 茨木市 瀬戸順次 風鈴の次の音を待つ長き刻 大阪市 友井正明 裸子めタオルの翼で捕へたる 我孫子市 藤崎幸恵 虎もまた猫の仲間よ大昼寝…

朝日新聞俳壇

7/27の朝日新聞俳壇から。 水着つけまづは鏡に入りにけり 海老名市 川上益男 手の中に鮎の筋力ありにけり 三木市 酒井霞甫 田一枚白鷺一羽我独り 習志野市 早川高士 雲という雲を燃やして大夕焼 芦屋市 小杉伸一路

朝日新聞俳壇

7/6の朝日新聞俳壇から。今日は俳壇も。続くかは不明。 少年の我と別るる昼寝覚 横浜市 簀戸徳彦 雲の峰仰ぐが如く大きな句 神戸市 森木道典 爛々と鮎の目光る水の中 松山市 西一海 東京の子にかたつむり急かさるる 久慈市 和城弘志 改札を出で夕焼に放たる…